施設栽培アスパラガスにおけるネギアザミゥマ防除のための タバコカスミカメとバンカー植物の有効性の検討

摘要

佐賀県は北海道や長野県などと並び.国内におけるアスパラガスの主要産地であり，出荷量は全国2位， 10a当たり収量は全国3位である（渡邊ら，2015:農 林水産省大臣官房統計部.2018)。県内では特に平坦 部で栽培が盛hであり.雨よけビニルハウスを用いて 1月から10月にかけて収穫する半促成長期どり栽培 (池内，1998)が主要な作型である。主要害虫として ネギアザミゥマThrips tabaci Lindemanを始めとするァザミゥマ類（松本，1999;井上ら.2008)や，夕 バココナジラミBemisia tabaci (Gennadius)などの コナジラミ類（浦、嶽本，2008 ；飯田ら，2009), チョウ目-害虫（ノ、スモンョトウSpodopteralitura (Fabricius) 、ンロイナモンョトウSpodoptera exigua (Hubner)など)，ハダ二類（清水ら.1994;渡邊ら， 2015)などが知られる力，アスパラガスは登録農薬が 少なく .高温時期の薬剤防除は栽培農家に多大な負担 を強いている。