群馬県における豚オーエスキー病の現状と今後の対策

摘要

現在、豚の伝染病においては豚コレラ等の急性悪性伝染病は発生していないが、豚繁殖.呼吸障害症候群、オーエスキー病など単独では強い病原性を示さない病原体が複合的に関与し、その生産性の低下が顕著に認められている。 この中で、オーエスキー病については、平成3年度から発生状況等に応じて地域を区分する防疫対策要領が制定され、清浄化に向けた防疫対策が継続されてきた。 この結果、本病は清浄化の進展はみられていないものの、全国的な汚染地域の拡大は阻止されている現状である。