8月: かhきつ類の栽培管理

摘要

8月中旬頃から仕上げ摘果を行います。小玉 果、傷果を中心に除き、葉果比100程度に仕上 げます。すそなり、内なり等葉裏の小玉果を見落 としがちなので注意しましょう。紅まどhなは高糖系の品種ではないため、水 を与えすぎると糖度が上がらず品質が悪<なり ます。そのためかh水量を減らすことで増糖を 促進します。収穫時期に糖度12度以上に仕上げ るためには9月上旬での糖度が9程度が目安と なります（図1)。節水管理によって高品質果実 を目指しましょう。これまで7曰間隔で20mm を目安にかh水を行ってきましたが、8月中旬以 降は7-10曰間隔で5mmを目安に、園地条件 を加味して節水管理を行います。屋根面フィル ムは巻き上げた状態になっていると思いますが、 降雨時には巻き下ろして雨水を遮断し、土壌の 乾燥を促進します。また、土壌が乾きにくい園で は白色透湿性シー卜を敷設することで増糖が見 込めます。台風の大雨対策や反射光による着色 促進効果もありますので、土壌の乾きにくい園 だけでなく雨除け八ウス内への敷設も有効です。