全海水、第58回通常総会開催: 事業報告、決算報告承認-養殖業者が希望を持つて魚を育てることが出来るように

摘要

去る5月29日（木)、（一社）全国海水養魚協会（以下本会）は、神戸市中央卸売場 市場会議室において第58回通常総会を開催した。総会の開催に際し、まず主催者を代表して 嶋野勝路会長が、「昨今、ハマチ、カンパチ等 プリ類の価格は回復し、高値で安定していま すが、マダイが昨秋以降、韓国への輸出減少 等により、価格が低落して苦戦しています。 また、トラフグについても、昨年11月頃から下がり始め、1,000円を割ったような状況で浜の生産者が苦労している現状です。一方、養殖魚の生産コストの6、 7割を占める飼餌料が、今年はカタクチイワシをはじめとした 生餌の在庫が少なく、高値で推移しています。このため一部では、海外から生餌を輸 入しょうとする動きも見られています。そういった中、昨年全海水として浜の期待に 添うべく、様々な事業を行ってきました力5'、先が見透せない状況が続いてます。現在 の魚類養殖は、世界的な養殖業の普及による飼餌料の高騰や生産資材の値上がりで生