クマムシの生活

摘要

クマムシは体長が0.1～0.5mmなので肉眼では見つけにくい。 損微鏑で観ると体形は紡錘形で腹側には8本の足がある。 足の先には爪があり、その足でゆっく歩いているのが観察できる。 足で歩くという点ではミズのような環形動物より進化したものといえるが、足に関節がないのでクモやダニのような節足動物とも異なる。 1773年封こ発見された当初から、ゆっくり歩く様子がクマに似ていることから「水中の小グマ」と呼ばれ、英語でもWaterbearと呼ばれている。 その後、“のろまもの”を恵味するイタリア語のtardigradoと名づけられ（1776年）、これは1880年にクマムシ頬の分燭上の名称「rardigrada（和名：綬歩動物門）とされた。 ここでは平易にクマムシ煩として記述する。