改良成果を最大限に引き出す繁殖と飼養管理: 牛群検定の活用

摘要

わが国における乳用牛のゲノミック情報の 活用は、（公社）畜産技術協会、（独)家畜改良 センタ-および乳用種雄牛を手がけている家 畜人工授精事業体（(一社）ジエネテイクス北 海道、眯十勝家畜人工授精所。（一社)家畜改良事業団）の5団体の共同研究として、2008 年から開始された。現在では補助事業も組ま れ、種雄牛のみならず雌牛でも年間約1万 6000頭力—SNP検査を受け、約2万4000頭がゲ ノミック遺伝評価されている。ゲノミック遺 伝評価は乳用牛の世代間隔を大幅に縮め、改 良速度がより早まること力5'期待されている。