搾乳ロボット導入による飼養管理技術の確立（1）

摘要

搾乳ロボットを用いた自動搾乳システムは，酪農経営者の搾乳労働軽減のために開発され，実用化の段階を迎えた現在，全国的には酪農家への普及が少しずつ始まっている。 一方，導入に当たっての搾乳ロボットの性能，搾乳牛の馴致，適応性，搾乳牛1頭当たり平均乳量，乳質，飼料給与等の飼養管理について具体的なデータが求められている。 千葉県においても平成11年11月，酪農家の移転に伴い搾乳ロボットが導入されたので実態を把握し，これらの疑問点を調査し搾乳ロボット導入による飼養管理技術の確立を図る。