世界の畑地かhがい先進国の かhがい技術と農業

摘要

アメリカの農業というと、まず思い浮かぶのは、センターヒホット(Center pivot irrigation) がある広大な農地ではないではないであろうカ。アメリカ合衆国の中西部のプレーリーと呼 ばれる大平原でしばしば見られる光景である。 センターピボットは、最近ではアメリカだけで なくサウジアラビアやエジプトなどの世界中の 乾燥地域においても利用されている。センターピボットとは、円の中心部のポンプ で地下水をくみ上げ、肥料を混入した後、自走 式の半径400 m-1000 mにもおよぶアームに取 り付けられた散水管に圧送し、吊り下げられた 多数のノズルから、円形農場に散水する。散水 アームの周回数は、気候や土壌、作物により異なるが、約一日1-12回程度で、移動速度の速 い周辺部の散水量を多くして、散水の不均一を 防いでいる。また当然のことながら、真四角の 日本の農地と比べれば一目瞭然であるが、丸い 農地であることから、四隅の合計21%の土地は 利用されない。土地が豊富で、効率性を重hじるアメリカならではの農業である。