磁性粒子間の磁気的相互作用とその応用I?マイク□からナノ領域での機能開発?

摘要

ナノ磁性材料おょびμmオ一ダ一の磁気微粒子等を用いて萌芽的な磁気デバイスの実現を目指した研究が精力的に展開されている.具体的には，数百ナノ?マイクロメ一トルオ一ダ一の比較的大きな磁性ドット間の磁気的相互作用を用いた磁性ロジック.FePtなどのハ一ド磁石のドット間の相互作用を利用した新規デバイス，ナノコンポジットドット，グラニュラ一磁性膜，μmオ一ダ一鉄系微粒子複合材料鉄心パワ一インダク夕おょびRFインダク夕などである.これらのデバイス?材料は，磁性粒子間相互作用の積極的な利用などにょって実デバイスとして機能する空間スヶ一ルが大きく，磁性体間の相互作用を抑制することで個々の磁性体の単一特性を活用するデバイスとは異質のものである.これらの研究は，まさに萌芽的な研究テ一マであることから，これからの磁気分野における新しいパラダイムの創出が期待されるため，"まぐね特集”を組むこととなった.本特集は，本号（12巻6号）と次号(13巻1号）の2部構成とし，本号では，「マイクロからナノ領域での機能開発」をサブタイトルとして，微粒子焼結膜やグラニュラ一膜などの磁性体を用いた材料?デバイス研究に関する記事を寄稿いただいた.