CO_2掃攻環境に着目した岩石·鉱物のCO_2収着挙動に関する研究

摘要

産業革命以前における大気中のCO_2濃度に対し，ここ250年の間の増加量は100ppmであることが言われており，たとえば2005年時点でCO_2濃度は約380ppmに達している。この原因は主に，化石燃料の消費に伴う人為的なCO_2排出にあるとされており，CO_2排出量の低減に向けた積極的な努力が求められている。近年，これら喫緊の課題に対し，世界各国では1992年の国連気候変動枠組み条約（UNFCCC）の発足以兎積極的なCO_2削減対策に取り組hできてはいるものの，依然として化石燃料が主要なエネルギー源であり続けると見られ，CO_2削減に対し困発を究めている状況である。そのような中，CO_2 capture and geological storage（CCGS）技術は，現在の化石エネルギー主体の供給システムに対し，大量のCO_2削減が実現可能な技術として，全世界で注目されている。