スマートコミュニティの創造とモビリティ

摘要

具体的には各住宅の屋根に太陽電池を設置して発電し、生活に必要な電力を賄ったうえで余剰分は電気自動車に蓄電する。各家電と電力メーターにICT（情報通信技術）を組み込hで、家電を外からでもリモートコントロールできるようにする。家屋や事務所、オフィスビル、ホテル、レストラン、店舗などに小規模な分散型電源を設置して、新たな“創エネ”拠点としたうえで、ICTを駆使して地域や都市単位でエネルギーを融通するネットワークを構築する。このようにすれば、まず「スマートハウス」が誕生し、スマートハウスが連携してお互いに電力を融通し合えば「スマートコミュニティ」ができる。やがてコミュニティで電力が余ってきたら、電力消費量の多い都市部に環境負荷の軽いグリーン電力を送れるようになる。このようにして、「スマートコミュニティ」を作ることが、ベストミックスの実現につながり、コンパクトネットワーク型の社会を形成する。