熱加工のプロが選hだレーザ加工機昇圧機がダブル·4kWでSUS 15mmのクリーンカットに対応

摘要

レーザ加工を事業のコアコンピタンスにする企業は数々あるが、企業の母体がレーザ加工機をはじめとしたガス、プラズマなどの切断機の保守メンテナンスを20年以上にわたって行ってきた企業は希有で、それが有限会社松尾溶断所である。 昭和43年、三菱重工長崎造船所に勤めていた先代が造船所の切断機の保守·メンテナンスを請負う会社を創業した。 ところがオイルショックでメンテナンス費用も全面カットされるようになり、1社依存していた保守·メンテンナス事業をさらに拡大するため、ある大手溶断機メーカーの西九州地区の保守·サービスを請負うようになった。 ところが保守·サービス契約は技術ノウハウの漏洩を心配するメーカー側の意向で保守·サービスに必要な図面開示も限られた範囲でしか行ってくれず、お客様に対して十分な保守·サービスを行うことができなかった。 ジレンマを感じていたときに埼玉県にある大手溶断機メーカーから図面を全面開示するので同社の溶断機を全面的に保守·サービスしてくれないか、との要請が来た。 絶好のタイミングで引き合いをもらった。 そこで松尾社長の実弟である松尾豊専務が3ケ月間、埼玉県にあった工場に研修に行き、研修終了後に長崎県に開業した大手造船メーカーの造船所に設置されることになった5台の溶断機の据付から立会いを担当し、それを契機にガス、プラズマ切断機からレーザ加工機にいたる、あらゆる切断機の保守·サービスを始めるようになったのが昭和60年頃のこと。