レーザー溶接：次世代用自動車エンジン、足回り関係の試作品をレーザーで溶接－国内では有数のYAGレーザー溶接ジョブショップ

摘要

中部地区はトヨタグループの自動車生産の落ち込みが小さいため、産業界全体にまだ活況がある。 さらに、自動車業界ではここ数年は化石燃料に変わる新しい自動車エンジンとして電気自動車やハイブリッドカーなどに対する関心が高まっており、電気自動車やハイブリッドカーのエネルギー源となる燃料電池の開発や、燃費を改善するための軽量化に対応した高張力鋼、アルミ、マグネシウム、樹脂の使用が増加したり、板厚違いの材料を付き合わせ溶接したあとに、ドアや自動車ボディーとしてプレス成形加工する、テーラードブランク溶接、足回りのシャーシーをハイドロフォーム·チューブ加工で成形して作られたパイプ構造に置き換える動きが急速に進み、これら新材料の加工技術や工法に対する関心が高まっている。 その中で、ハイドロフォーム·チューブ加工されたパイプにレーザーで穴明け加工したり、燃料電池に使われる新しい素材の接合にレーザー溶接が応用されたり、新素材の切断に用いる超硬製のブレードを、母材である靭性のある鋼にレーザー溶接して耐磨性を改善、刃物の寿命を改善させるなど、レーザー応用技術の開発、実用化が目白押しである。