カラム電極による完全非可逆反応の解析と成果の分析化学的応用

摘要

カラム電極は、1963年に藤永らによって提案されて以降、様々な分野で活用されてきた。演者も40有余年に亘って同電極のお世話になったが、特にアクチニドに関しての研究を振返って、下記のカラム電極の特徴を再認識するに至った。この特徴は、今後も電気分析化学の発展に寄与すると考えるので、敢えて本会での討論に付す事にした。また、最近、同電極の改良を行ったので新カラム電極についても述べる。