Audi Q8 - Qシリーズのフラッグシップ登場

摘要

今後のQシリーズにも採用される新しいデザイン言語をもって登場したのがアウディのSUVラインナップのフラッグシップQ8である。その国際試乗会は南米のチリで開催された。さっそくその詳細を報告する。BMWが10年前にX6で創出したSUVクーペというジャンルが市場を賑わせている。彼らはその後、X4、X2とコンパクトなSUVクーペを投入するいっぽうで、メルセデスベンツはGLCクーペでこれに追随。“ドイツプレミアム御三家”の残る一角であるアウディも、Q8でついにこのマーケットに参入したからだ。ご想像のとおりQ8のベースはQ7だが、アウディはそのルーフを38mm下げるとともに、AピラーとCピラーの傾斜角を強めることでクーペらしさを表現。ただし、クーペらしくするためにルーフ後半部分を下降させる手法は、居住性を確保する観点からあえて選択しなかった。これは意外にもBM WX2と共通する発想である。