木村好宏の“耳寄りな話” - 『フォルクスワーゲンの躍進』

摘要

世界の自動車業界はいろいろな意味で激動の時代にあると言っていいだろう。そhな中、フォルクスワーゲングループはまたまた存在感を増している。フォルクスワーゲンの今年9月までの販売成績が発表された。449万台あまりが販売され、前年よりも11万6100台、2.6%増加した。地域別に見ると南アメリカ（プラス21.8%）、ロシア（プラス11.8%）、アメリカ（プラス7.3%）といったところが好調だった。T-ROCの試乗会に出席した販売担当重役のユルゲン·シュタックマン氏はまず、現在ブームの真っ只中にあるSUV市場に向けて、商品力のあるティグアン、そして北米と中国にはアトラスというミッドサイズSUVと適材適所のモデル導入が功を奏したと説明してくれた。彼はSUV市場はまだまだ拡大の可能性があり、欧州、アメリカ、そして中国の3大市場で2台に1台がSUV になると予想している。