日米の自動車技術大会に参加して

摘要

今年、創立70周年を迎えた自動車技術会「JSAE」が、5月にパシフィコ横浜で開催した「人とくるまのテクノロジー展」。出展社数は562で、前月にデトロイトで行われた「SAEインターナショナル（SAE-I）展」の約3倍の規模と、まさに世界最大級となった。アメリカのSAE創設は1905年に遡り、その名の“A”の意味は“オートモービル”だった。そして1916年に、航空、船舶技術者の参加に対応して、会員のひとりが“オートモーティブという新語を造ったのだ。ギリシャ語の「オートス＝自ら」とラテン語の「モテイヴス＝移動」の合成だが、それがいまや「自動車」の意味で使われることが多い。