パキスタン、2018／2019年度の二輪車生産は2桁減の243万台、地場系が大幅減の一方で日系3社は底堅く推移

摘要

パキスタンの二輪車生産台数は、2018／2019年度（2018年7月～2019年6月期）に、前年度比11.5%減の243万台となった。このうち、現地自動車工業会（PAMA）に加盟するメーカーの生産分が172万台、PAMA非加盟の地場系メーカーの生産分が71万台となっている。パキスタンでは、自工会に加盟していない地場企業が2019年時点で50社以上存在し、中国製部品を輸入して二輪車を生産·販売していることから、PAMAの加盟分と非加盟分を合算した243万台という数値が、パキスタン二輪車産業の実質的な生産規模を示している。