三菱自·ASEAN事業、2019年度の販売目標は31万台、電動車普及に向け比政府等と協力拡大

摘要

三菱自はASEANでの自動車販売台数·市場シェアの拡大に改めて注力する考えで、2017年10月発表の新中期経営計画においてASEANでの自動車販売を3年間で1.5倍に増やす方針を示した。一方で、電動車普及拡大に向けた調査·実験をフィリピンなど現地政府との間で進めており、環境車分野での存在感アピールにも取り組hでいる。三菱自は、新中計「DRIVE FOR GROWTH」の中で、2019年度のASEAN地域での販売目標を31万台に設定しており、2016年度実績の20.6万台から10万台の上乗せを目指す。内訳は、インドネシア11.1万台、フィリピン8.2万台、タイ7.6万台、その他（ベトナムなど）4.1万台である。また、主要3ヵ国におけるシェア目標を10%に設定した。目標達成に向けて、新型クロスオーバーMPV Xpanderの拡販、既存車種のモデルチェンジ、顧客満足向上による顧客維持率の改善、タイ·インドネシア·フィリピンの現地工場のコスト低減を進める考え。