2019年の完成車輸出は2%減の240万台で7年連続の減少、現代自の向けSUV輸出が好調も全休では減少続く

摘要

韓国の自動車輸出台数（完成車輸出のみ）は、2019 年に前年比2.0%減の240万台に縮小した。2012年に317万台でピークアウトして以降、7年連続の減少となった。韓国からの完成車の主要輸出先となっている北米向けについては、現代自グループのSUVの輸出拡大により8.7%増の109万台に増加したものの、その他の地域への輸出はいずれも減少したことで、全体としての縮小基調が継続した。メーカー別に見ると、現代自が4.7%増の104.3万台となり、全メーカーの中で唯一の増加となった。これをけh引したのは北米向けのSUV輸出の拡大で、特に米国向けのKona（2019年の米国販売台数7.3万台）およびPalisade（同2.9万台）の輸出拡大が台数を上積みした。なお、Konaのグローバル輸出台数は31.2%増の26.6万台となり、韓国最大の輸出モデルとなった。