高品位Linuxサウンド·アプリケーション·プログラミング超入門：第6回 プログラミングしてみよう③～WAVEファイルから読み込hだデータを再生する

摘要

前回（2017年7月号）に引き続きWAVEファイルを読み込hで再生するアプリケーション·プログラムを作りていきます．プログラムの構成を図1に，ソース·コードの構成をリスト1に示します．main関数における制御の流れは，概ね次のようになります．実行時オプション処理; リソースの初期化; WAVEフォーマット情報の取得→ユーティリティ関数wave_read_headerを呼ぶ; ALSAサンプル·フォーマットの設定; 出力転送用ALSA APIの設定; ハードウェア·パラメータの設定制御→ユーティリティ関数set_hwparamsを呼ぶ; ソフトウェア·パラメータの設定制御→ユーティリティ関数set_swparamSを呼ぶ; サウンド再生制御→ユーティリティ関数write_ucharを呼ぶ; 後始末:前回（2017年7月号）は，ヘッダ·ファイル，共通データ定義／プロトタイプ宣言，main関数，それとWAVEファイルを解析してへッダ部分からフォーマットを解析するユーティリティ関数までを解説しました．今回は残りのユーティリティ関数を解説します．ソース·コードができたら，実行ファイルをビルドし，実際にWAVEファイルを再生できます．オプションによる動作の違いを確認します．