LTspicex実験で高速開発!アナログ回路のシミュレーション設計術：百戦錬磨のプロはこうやってアンプやフィルタの性能を出している

摘要

本コーナでは，フリーで制限もない人気の電子回路シミュレータLTspiccを利用したアナログ回路の作り方と性能アップの一方法を紹介します．アナログ回路はディジタル回路と違い，回路図どおりに組hでも，思いどおり動かなかったり，性能が出なかったりします．ディジタル回路は，0Vと3.3Vの安定した2つの値で電圧で信号を伝えるので数mVのノイズが加わっても問題ありませh．しかしアナログ回路は，数μVの微小な電圧も意味をもつほど繊細な電子回路で，部品の特性のばらつきや，温度や湿度を始めとする周辺の環境，プリント基板やリード線に潜む寄生容量やインダクタンスの影響を受けます．アナログ回路は，一度の試作で期待どおりの性能が出ることはまれです．たいてい，部品の取り外し遮はhだ付けを繰り返して定数をチューニングしたり，試作基板のプリント·パターンを切り貼りしたりずる作業に追われます．1次試作で性能が十分に出ない場合は，2次試作，3次試作…というふうに，プリント基板を何度も作り直したりもします．こhなときは，プロの間でも人気のLTspiceというワリーで無制限の回路シミュレータががお勧めです．