AC-DCコンバータ設計の常識－部品の選び方から雑音除去,トランスの巻き方まで：専用ICで簡単にフライバック·コンバータを作る方法を教えてください

摘要

他励方式のフライバック型電源は，パワーMOSFETを専用の制御ICで駆動するという方法が一般的です．制御ICは年々改良されて，パッケージやピン数がシュリンクされるとともに少ない周辺部品で，他励式のフライバック·コンバータが構成できるようになってきました．それでも図1のようにRCC方式と比較すると部品点数が多くなっています．このため，特に数Wから30W前後までの中小容量の電源では，RCC方式に比べると設計は簡便なのですが，実装スペースを多く必要としたりコストが割高になるなど，デメリットが多くありました．