(J021)時間分解X 線CT(4D-CT)によるTi-6Al-4V 合金のβ→α 変態の定量評価

摘要

α+β 型チタン合金は高強度·高延性·耐疲労性に富むなど優れた性質を持ち、航空機材料などに広く用いられている。α+β 型チタン合金の機械的特性は組織形態にも強く依存し、組織が決定される冷却過程でのβ 相からのα 相の析出·成長過程を理解することは、組織制御のための重要な知見となると考えられる。前報においてTi-6Al-4V 合金の冷却時の組織変化を透過像（二次元観察）によりその場観察した結果を報告した[1]。本報告では、時間分解X 線CT（三次元観察）を用いてその場観察した結果を報告する。