二重シールドガスシステムによるGTAプラズマの高密度化に関する基礎研究

摘要

現在、自動車の溶接に法王ネルギー密度が高く高速溶接が可能なレーザー溶接プロセスガ注目されている。 自動車産業は国際競争が激しく、コスト削減が重要視されている。 その中で、レーザー溶接は設備投資費や設備維持費が非常に高いという問題点がある。 そのためコストが低＜エネルギー密度の高い溶接技術の開発が必要不可欠である。 そこで本研究では、従来のGTA（Gas Tungsten Arc）溶接プロセスを基本に、溶接トーチ外側を流れるガスにサーマルピンチ効果を狙った炭酸ガスを使い、一方、内側を流れるガスにタングステン電極の酸化防止を狙ったアルコンガスを使う二重シールドガスシステムを採用することにより、レーサーに比べてコストが大幅に低く、エネルギー密度の高い高速溶接が可能な新しい溶接プロセスの開発を目指したものである。