プレス部品の寸法精度予測技術の的中率向上の取組み(第2報)

摘要

プレス工程における生産準備において、プレス部品に不具合が発生すると金型に修正加工を行う必要があり、その修正回数が多くなると生準リードタイムが増大するという弊害が発生する。それを回避するためCAE を活用して不具合を事前に予測し、金型の設計段階で対策を織り込む取組みを行っているが、CAE が現物を再現できている割合（以下、的中率）が低く、すべての不具合を事前に織り込むことができていないという問題がある。そこで、修正工数の大半を占めているパネルの形状精度について、CAE の的中率向上に取り組むこととした。