高速かつスマートな通信でIoTを実現する Ether CAT

摘要

あらゆる機器がインターネットにつながるIoTの進展に伴って、FAネットワークの規格であるEtherCAT（イーサキャット）が関心を集めている。オフィスのLAN でも標準的に使われているコンピュータネットワーク規格、Ethernet （イーサネット）をペースに、FA（工場自動化）システムで使えるように信頼性や高速性をもたせたものだ。ドイツのFA機器メーカーであるベッコフオートメーションが開発し、2003年に仕様をオープンにした。 規格の運営を受け持つEtherCAT Technology Group（ETG、本部ニュルンベルク）には、4985社（2018年9月3日現在）が加盟。産業用ネットワークの団体としては世界最大規模となった。