金型の未来を拓く技術者たち(108) - 「現状維持は衰退と同じ」鋳造型専業の強みを活かしさらなる技術力向上を図る

摘要

豊田精工は、低圧鋳造金型をはじめとする鋳造用金型の設計·製作を手がける。鋳造時に起こる金型の熱変形を織り込むことで顧客の求める製品を得る金型設計力が強み。国内のほかタイ·ラヨーン県にも生産拠点を設け、二輪車や四輪車のエンジン部品を主に、足回り部品向けの金型を提供している。同社で今後の活躍が期待されているのが山下和馬さh、内藤悠太さh、塚本和樹さhの3人の若手技術者だ。「現状維持は衰退と同じ」（豊田和雅社長）との方針のもと、鋳造金型の分野でさらなる技術力アップを目指し、金型加工のリードタイム短縮や精度向上、業務の効率化といった課題に取り組hでいる。