CAD/CAM/CAE④ No.216：テンプレートモデルを用いたモールド金型の3次元構想設計について

摘要

製品設計の分野と同様に、金型設計の分野でも、ソリッドベースの3次元化は進hでいる。 詳細設計段階では、ソリッドデータを用いることによる3次元化のメリットは大きい。 一方、構想設計段階では、3次元データを扱う手間と設計の効率性から2次元で行われていることが多いが、納期短縮や複雑化している製品形状における高品質な金型設計の必要性から、構想設計段階においても3次元化が求められている。 このようなことから、構想設計段階で、メリットの大きい3次元化を実現するために、テンプレート設計手法を利用することを検討した。 雛形を事前に用意することで、モデリングや設計の手間を省き、設計の効率化に大きく貢献するものと期待できる。