中小企業創造活動促進法、etc－粉末射出成形技術を開発する

摘要

粉末冶金法の一種である粉末射出成形法は、プラスチック射出成形機を用いて粉末状の金属およびセラミックスを成形する技術であり、成形に用いる粉末材料により金属粉末射出成形(MIM: Metal Injection Molding)とセラミックス粉末射出成形(CIM: Ceramics Injection Molding)との2種類がある。 粉末射出成形の主な長所には、① 3次元形状や微細で複雑な形状の成形が容易にできる、②寸法精度が高い、③機械的強度が高い、④量産性に優れる、などがある（図1）。 一方、短所として、①成形材料が微粉末なため原料費が高くなる、②成形できる大きさに限度がある、③成形工程のうち脱脂工程の時間が長い、などがあげられる。