特集高性能電池製造のための粉体技術 電池の局—性能化のための 電池製造技術の進展

摘要

世界的な環境規制により、2040年には自動車の電動化率を100%まで高めることを目標として車載用リチウムィォン電池の増産が急ピッチで進められている。車載用蓄電池の生産量は、2018 年で約100GWhであるが、 2025年には300GWh、2040年頃には5000GWhまで拡大すると予想されている。また、太陽光発電や風力発電など自然再生エネルギーの発電コストは大幅に低下して、 2040年には世界の全発電量に対する自然再生ェネルギ一の割合は40%まで高まると予想されている。ただ、自然再生エネルギーは負荷変動が大きいため蓄電池が必要とされるが、これを電力ネットワークに繋がれた膨大な電気自動車(EV)用蓄電池も利用する技術の開発も進められている。