超高温ガス炉用被覆材として炭化ジルコニウム製造

摘要

日本原子力研究開発機構は、高効率発電と熱化学水素製造などに使われる超高温ガス炉（VHTR）向け被覆燃料粒子用被覆材科として炭化ジルコニウム（ZrC）の製造に成功した。 被覆材は現在、炭化ケイ素（SiC）を用いているが、3420°Cの高融点のZrCを使うことで、SiCに比べ高出力で炉心も小さくできる上、製造コストも20～30％安くなるという云VHTR実用化に有用な被覆材として大きな前進といえる。