[TAコイル」来秋発売

摘要

トピー工業が国内で初となる異形鉄筋を高密度に巻き取ったコンパクトコイルの生産·販売に乗り出す。コイル状の新製品は縦に5－6段程度積み重ねられるため、一般的な直棒と比べて保管場所を3分の1に削減できるほか、輸送効率や歩留まり向上も図ることができる。数値制御のNC加工機と組み合わせることで細物サイズの加工効率を大幅に向上できるため、鉄筋加工現場の人手不足問題解消にもつなげられる。「TACoil（ティーエーコイル）」として、2018年秋に重量1トンの第1弾を発売し、19年秋に長さを倍にした重量2トンの第2弾を発売する。コンパクトコイルの普及率は欧州で3－4割、韓国で2割程度あり、日本でも需要があると見て市場を開拓していく。新製品は豊橋製造所（愛知県豊橋市）の棒鋼工場で現在建設中の専用ラインで生産し、初年度は月間生産量5千トンを計画する。