薄板類先行き不透明、購買意欲低下

摘要

浦安鉄鋼団地協同組合の2月景況実感調査における会員流通各社のコメントは以下のとおり。【薄板·表面処理鋼板】①稼働日は19日と対前月比1日増となるも売上、数量共にやや減少となった。薄板3品の在庫も再び440万トン弱となったようで、輸入材の増加と共に市況に上伸力が無く、得意先の購買姿勢も当用買いがほとhどだ。屋根、壁、ダクト関連は人手不足が慢性的で、受注価格もそれなりに踏h張っているようだが、大きな案件では値引き要求も強く、苦心している②1月の薄板3品在庫は440万トン。表面処理も7.83万トン増えて137.6万ト。当社在庫は1月末比で多少減ったが高水準にあり、各社販売がこのまま落ちたままだと市況が下がるのではないかと心配だ③2月は前月比微増ではあったが市況が上がらず収益を圧迫。在庫量も増加傾向で先行きも不透明であることで、購買意欲が低下してきたように感じる④中国材の入着が増え、かつ国内高炉よりは若干ながらも安価であるため、現状、収益確保が難しい店売りにとっては、つい買ってしまうところはある。1円でも安い玉を買って収益を改善していかないといけないくらい深刻である。