需給タイト期待で一時103ドル:暖房需要の終了近づき弱気気配も

摘要

2月17日から21日までのWTIは、米オクラホマ州クッシング原油の車庫減少や寒冷による暖房需要の増加を背景に103ドルまで上昇したものの、暖房需要が終わる3月に近づき、102ドルまで値を下げた。17日はプレジデンツデーの祝日のため休場。米経済指標や中国の1月のファイナンス規模が好調だったことから、NYMEX電子取引は上昇。3連休明けの18日は米北東部などの寒冷な天候による燃料需要の増加に加え、クッシング在庫の減少観測から大幅に上昇した。19日は翌日に発表を控えた米石油在庫統計でクッシングや石油製品の在庫が減少するとの予想から続伸。米連邦準備理事会（FRB）が1月の米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨を公表したものの、相場の反応は薄かった。20日はHSBC中国製造業購買担当者景気指数（PMI）速報値が低い水準だったことなどから反落した。