WTI上下動して40ドル前後の展開に EIAの在庫統計での原油在庫増が引き金に

摘要

6月23日から6月29日のNYMEX WTIは、40ドル台に突入したものの、下落基調となって、再び40ドルを割る展開となった。世界経済が回復しての株価上昇につられる場面もあったが、EIAの在庫統計で3週連続の増加が示されて、米国内の需給バランスは供給過剰感が強まって急落したが、ダウ工業株平均を受けて反発するも、米国内での新型コロナウィルス感染者の増加を受けた経済活動再開も懸念されたことで売られた。しかし、週明けは、米国と中国での経済統計の指標が好調であり、株価も上昇したことから買われて、40ドル手前まで上昇した。推移は次の通り。