有望市場シニア世代 消費支出金額は百兆円「健康と美」がキーワード

摘要

資生堂が発売するシニア女性向け化粧品「プリオール」が来年1月21日に発売されるのを前に11月11日花椿ホールでプレス発表会が開かれた。発表会で魚谷社長が登壇し「シニア世代の方々は、老いている暇がない、というほど元気だ」とこの世代が活発に活動していると話した。国の人口問題研究所の推計によると、全女性人口に占める50歳以上の女性の割合は、2010年が46．1％で、東京オリンピックを翌年に控えた2019年には50．2％になり、日本の女性の半数が50歳以上になるのだ。資生堂はこれを「シニア世代がマジョリティーとなる、時代の一大転換期を迎える」と捉えている。2013年4月～14年3月の50歳以上の化粧品市場は、1兆6500億円で、その構成比は46．7％と半分近くを占めている。つまりトレンドは、既にシニア世代がつくる時代になっているのだ。