サルコぺニァとロコモティプシンドロ—ム

摘要

ザルコぺニァは筋肉量の低下と筋肉機能(筋力または身体能力)低下の両方の存在が必須で，歩行速度と握 力でスクリーニングして筋肉量で最終判定をする診断構造になっているが，転帰としてもっとも重要なのは "移動能力低下"であると考えられる.一方，わが国で独自に提唱されたロコモティフシンドロームは連動 器の障害のために移動能力の低下をきたして要介護になつたり要介護になる危険の高い状態''と定義され，筋 封ごけでなく骨軟骨などの加齢に伴う量的·質的減少が翻器に起こす痛みゃ隨を広く含む病態となつ てる.つまり骨粗鬆症，骨折，変形性関節症，変形性脊椎症などと並hで,サルコぺニァはロコモティフンンドロームの基礎疾患のひとつとして位置づけられている.