C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV)が1989年に発見されて以来,C型慢性肝炎に対するインターフェロン(interferon:IFN)療法の有効性が実証ざれてきた.以後,IFN療法はわが国を含め世界各国で普及し,C型慢性肝炎症例においてウイルスを消失させうる唯一の治療法として研究が続けられてきている.現在はペグインターフェロン(PEG-IFN)とリバピリンの併用療法が標準的な治療となり,治療効果は飛躍的に向上した.しかし,genotypel型,高ウイルス量症例ではその著効率はいぜhとして40~50%にすぎず,さらなる治療効果の改善をめざし,あらたな治療薬の研究,開発が行われている.
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