小児の頸部リンパ節炎の診断

摘要

2002-2012年に，頸部リンパ節炎の初期診断 か炎症を伴うリンパ節腫脹で社会保険神戸中央病院 小児科に入院となった136例につき最終診断をみ た.32%は川崎病，24%はEBウィルス感染症で， ネコひっかき病（CSD)は15%,不明が13%, ブドウ球菌と溶連菌感染症が5%程度であった.入 院時のCRP,好中球数，血小板数をCSDと他の疾 患群で比較すると有意差のあるものはなかった.こ れらを念頭においた初期治療を考える必要がある.