後方経路腰椎椎体間固定術後に生じたCampylobacter fetus深部感染の1例

摘要

約4年前からの腰痛，両下肢痛を主訴に当科 を初診した.単純X線像でL3/L4, L4/L5の不安定性 を伴う変性すベりがあり，MRIでは同高位で脊柱管の 狭窄所見を認めた.保存的治療に抵抗性であつたため， 手術的治療を施行した.手術所見および術後経過：L3/L4後側方固定および L4/L5後方経路椎体間固定術を施行した（図1).椎弓 根スクリユーはいずれも経皮的に挿入した.手術時間は 6時間16分，術中出血量は583mlであった.