腰椎変性側弯症に対する後方経路腰椎椎体間固定術を用いた後方インストゥルメンテーションによる矯正手術

摘要

腰椎変性側弯症に対する矯正手術での後方経路腰椎椎体間固定術(以下, PLIF)を併用し,椎弓根スクリューを用いた後方インストウルメンテーション(以下, PS)の手術成績をX線学的および臨床成績から評価し,その有用性と術式について検討した.対象は椎間板変性を基盤に生じCobb角10°以上の腰椎側弯を呈し,側雪変形やすべりおよび脊柱管狭窄により馬尾や神経根の神経障害を伴った症例で, PLIFを併用しPSによる矯正手術を行った23例である.男性8例,女性15例で,手術時年齢は43-77(平均67)歳であった.