埼玉県の気候特性に即して、鉢物、花壇苗産地の新興に取り組む

摘要

シクラメン属の植物には種が存在しているが、これまで生産されているシクラメン園芸品種はそのうちの1種から改良されたもので、その他の種は品種改良されていない。園芸研究所では、1985年頃から園芸品種に芳香性野生種の形質を導入した新品種の育成に取り組み、現在までに「香りの舞い」「孤高の香り」「麗しの香り」の3品種を品種登録している。これらはバラゃスズランに含まれる香り成分を有し、フ口ーラルな香りがする とから『芳香シクラメン』の名称で県内の生産者による生産販売がされている。