F_1メロウシリーズF_1古都の初雪

摘要

近年、原産地であるアメリカで育成された品種も発表されているが、ユーストマはこれまでその品種の多くは日本で育成されてきた。 日本での品種改良もそれほど長い歴史があるわけではないが、花は山重から八重、大輪から極小輪まで幅が広がった。花色に至っては紫、桃、自に始まり黄、緑、そして覆輪の登場はユーストマの切り花としての利用場面を広げることとなった。栽培面においてもロゼット化問題を解決するため、クーラー育商や苗冷蔵といった低温処理が大きく責献したことは号冒つまでもないが、最近では生態的な改良が進み、高湿でもロゼット化しにくいものが開発されてきている。 また、短日処理、種子冷蔵などの技術も実用化され、周年出荷を目指しての栽培技術も進歩しており、今後季節による切り花品質の差はさらに縮まると思われる。