王様トマト「麗容」「麗夏」「ごはうぴ」

摘要

現在トマト品種に求められている特性は、次の3つが挙げられる。の生産者にとっては耐病性を持ち、　 作りやすく、多収性のもの。②流通関係者にとっては、肉質がしっかりして軟化玉や荷傷みが少ないもの。③消費者にとってはおいしくて栄　養価の豊富なもの。 特に最近の傾向として、若どり収穫して迫熟させた果実より、畑でしっかりと熟させてから収穫した果実のほうが評価が高いため、従来の品種では対応できなくなってきている。大型選果場を導入する産地も増加していることから、果実が硬く現在の流通に耐えうる品種が望まれている。 今回顧介する3品種は、当社の大玉トマトの統一ブランド「王様トマト」に該当する品種であり、耐病性に優れ、作りやすいのはもとより、肉質がしっかりしている点が最大の特長となっている（ほかに「マイロック」「ろくさhまる」が該当）。