地域連携クリニカルパス在宅中心静脈栄養法（HPN）の検討

摘要

要旨診療報酬の改定では，医療費適正化計画の具体的な手段として生活習慣病の管理,日常診療圏内での患者管理,入院の削減を図るなど在宅医療へのシフトがあげられている。 このことは，一つの医療機関で治療が完結することはなく，治療の経過においてその目的とする医療検閲を還択しなくてはならず，医療機関の連携が重要になってきている.3匝連続のマイナス改定で診療報酬改訂が厳しくなっているなか，大腿部頸部骨折の地域連携クリニカルパスが新設された。 このことは病院から安心して地域の施設や家庭に治療やケアを移行できるよう こするためのシステム作りが求められているといえる。 当院の退院支援で在宅移行の場合に最も多い医療処置である在宅中心静脈栄養について,地域との連携を効果的に進めていくためにクリニカルパスを検討した。