アルケマ、アクリル酸·同誘導品を強化～＄1．1億投資計画が完了－トタルから分離10年／アルケマのアクリル系事業は拡大期へ－

摘要

アルケマは、2014年7月に米テキサス州クリアレイクで、メチルアクリレート製造設備（年産能力4万5，000トン）を稼働させた。これにより2010年に発表した総額1億1，000万ドルにのぼるアクリル酸および同誘導品の一連の能力増強計画が完了した。一方で、同社はこの問、中国で江蘇裕廊化工との連携も強化。フランス·米国·中国の世界3極に、バランス良くアクリル酸製造拠点を構えた。アクリル酸は、紙おむつ用高吸水性樹脂（SAP）向けを中心に、世界で年率4％、中国では7～8％の成長が見込まれている。トタルからの分離後、10年を迎えた同社のアクリル系事業の動向をまとめた。