(S022_1)振動切削のCPM によるマイクロ加工の力学特性の検討（超音波振動塑性加工の工程設計支援システムの開発－１８）

摘要

著者ら(2011)のCPM(共通基盤モデル)に基づき考察すると、 Blach ら(1955)の振動引張実験以来のバルク振動塑性加工の多くが 工具·素材の接触界面に隙間を生じない CCC(連続接触条件)に対し、 隈部ら(1958)の創始による振動切削加工は毎周期隙間を生じる IFTC(逐次成形遷移条件)である。本稿では、将来の発展が期待され る振動マイクロ加工の力学特性を調査し、他工程で作り込みが困難 な“高品質化”の手段としてIFTC の積極的な利用を推奨する。