(S022_1)振動切削·研削におけるダイヤモンド工具の寿命機構の検討（超音波振動塑性加工の工程設計支援システムの開発－２０）

摘要

ダイヤモンド工具で鋼を切削·研削する際に、接触面で黒鉛化等の化学反 応や鋼中への炭素の拡散が進行し切れ刃が損耗するとされ、この原理でダイ ヤモンドの加工１）さえ試みられた。隈部が創始の振動切削·研削工程では 反応が低減し、例外的にダイヤモンド工具の利用が検討された２）。本稿では、 第10 報および第14 報の振動切削?研削の荷重予測モデル３）４）を基に振動に よるIFTC の発生が工具の黒鉛化を抑えて、寿命向上する機構を検討した。