耐熱合金のクリープにともなう粒内方位差変化

摘要

ガスタービンの高温化に対応して、動?静翼や燃焼 器といった高温部品では冷却の強化と構造の高度化 （複雑化）が進んできており、局所域での材料の劣化? 損傷が部品の破壊の引き金になるケースが散見されて いる。このように局所域の材料評価は重要となってき ているが、これらの局所域は微小でかつ複雑形状部位 に位置していることが多く、従来の実体からの機械試 験片採取などが困難である。本報告では、クリープの 進行に伴う粒内方位差変化[1]を詳細に評価し、クリープ 損傷評価法の観点から考察した。